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2008年02月12日
ミヤガワさん
「ミヤガワさん」という、私が23~4歳の時にちょっと世話になった変なおじさん(当時50歳)がいて、
その人が今日のWBSのインタビューで出てきて、びっくりした。あー、おっちゃん!と叫んでしまう。
WBSでは東南アジア圏の日本企業の進出についての特集をやっていたのだが、
「ええ、ラオスで野菜を買って、日本で売ろうかと!」と一発屋丸出しの明るい調子で答えていた。
おっちゃん、もう60なのにラオスで野菜買うんかい。なんか鼻の下にバンソウコウを貼っていたが、
また年甲斐もなく誰かに殴られでもしたのかよ。
私は社会人になりたての時、本当に仕事がうまくいかなかった。いつもいつも沈みっ放し。
しかしこのミヤガワさんっておっちゃんがとても面白い人で、彼のおかげでずいぶん励まされた。
ジェネレーションギャップというのをまったく意識しない、ほとんどガキと言っていい、くだけたおっちゃんだった。
偉そうがらなくて、バカげた冗談が大好きで、フリにしてはあまりにひどくボケけすぎるのだが、
英語がペラペラで通訳もでき、取引先の外人から「ファニー・ミヤガワ」と呼ばれて珍重されていた。
でもドケチで、30才も年下の私に飲み代、コーヒー台、立ちソバ代、何でも金をせびるクソオヤジだった。
そのくせ神奈川の葉山あたりに自家用ヨットを持っていた。その証拠も見た。正直ワケがわからなかった。
ゲリラ営業の名手(迷手)で、どんな高貴な顧客リストでも手に入れ次第いきなりスパムFAXするし、
ソフトウェアの展示会なのにマジックで手書きした八百屋みたいなパンフを配ったりする。
そんな人が、一部上場企業の元スーパー営業マンだったらしかった。でもヤマっ気が異様に強かった。
仕事が恐ろしく速かったが超拙速で、いくらなんでも、というぐらい仕事が荒かった。
手紙やDMを作ると、封筒の中で紙がとんでもない台形に折れていたりする。字も死ぬほどヘタだった。
社内の真面目な営業陣とケンカしがちで、私とよく居酒屋でクダを巻いていた。
夜の街の、彼の行きつけのママの店に連れて行ってもらったことがあった。が、無論私のおごりだった。
私が会社を辞めることにした時、「今からなら、データベースを勉強しなさい。」と言ってくれて、
紆余曲折あってその通りにして、今の私があったりする。というとおっちゃんは偉いようだが、
実はおっちゃんは前日に初めてインターネットでFlashのアニメーションを見て、
アメリカの偉い学者に「すごい技術があるんです!Flashって知ってますか!」とメールで伝えたところ、
「悪いがDBとかの話をして欲しい」と言われて、その直後の印象で私にそう言っただけである。
とにかくそういうおっちゃんを、久しぶりに思い出した。
おっちゃんが元気そうに仕事をしていて、とても嬉しい。
投稿者 cergey : 2008年02月12日 23:32