« ゲームで一番感動したラストシーン | メイン | バカげた文 »

2007年12月25日

オシム流は確かに難しいかもだが

「オシム流など求めない」
http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/071215/scr0712150348000-n1.htm

かといって、日本サッカーの、あの源平騎馬風な試合運びに戻すのは大反対なんだが。
オシム氏がやろうとしていたのはあのやり方への解決案だと思うんだけど。

「ボールを自分に止めないすばやいパス」
「ボールを離しても一切止まらず走り続け、パスワークの予定線上に自己を配置する」だったっけ。
(小学生の時にだって私もそれぐらい思いついたんだが・・・。)

それは日本人選手の決して悪くない個人の能力を、総当り的な騎馬陣の前進と後退にではなく、
チーム全体によるもっと効率的なパスグラフの描画に使おうという意図なんだろう、
と私は勝手に解釈している。当然といえば当然すぎることを言ってる気がするが。

でもそういう私はサッカーについてはふだん断片的にしか情報を仕入れてないズブの素人で、
聞く人が聞けば、ハァ?何をバカが利いた風に、みたいに思われそう。わかる人、バッシング求む。

指揮官が自分の思う戦略や戦術を自由に取ることは、
集団の原理原則として大事なことだけど、オシム氏が問題点としていた点だけは、
しっかり解決してもらいたいと思う。
オカちゃんは大丈夫っぽいけど!

<追記>
じゃ具体的にどんなグラフを描けばいいのさ?といわれたら、私なら、
「個人としてボールを持ったら、まわりの敵の人数と、それぞれの強さ(正確性・迅速性)を
掛け合わせて遭遇コストとし、遭遇コストが低い所の味方だけを選んで、さっさとパスを出しなさい。
チーム全体としては、ボールの軌跡がゴールまで『一筆書き』を描くことを常に意識し、
ボールが極力、一度たどった位置には戻らないことを心がけてゴールまで運びなさい。
そして誰かが必ずシュートをしなさい。必ずしも入らなくていいし結果として負けてもいいから、
ひとつひとつ、図を完結させてゆきなさい。そのうち自動的に点が入るし、そのうち自動的に勝つでしょう。」
とだけしか言えません。どえらい簡単ですが。実は単純に、「効率的な経路図」の書き方を言ってるだけです。

しかしこれがアルゴリズムというもので、いつでもどこでも誰でも頼ることができて、かつ強い考え方です。
もちろん「言うは易し」で、いきなり実行できる訳でもないでしょうが、単純な原理原則に過ぎないので、
十分に時間をかければ何らかの形で実現できるような気がします。実現のやり方は何でもよろしい。
そしてもし敵がその仕組みを見破ったとしても、敵は対応するのが難しい。
こちらは相手を見てリアルタイムに動きを変え、ただ弱点だけを突こうとするから。
同じ思想同士の試合だと、フェイントと先読みのぶつけあいになるでしょうかね。きっと高度な試合かと。
ちなみにこれ、将棋にも使えます。わたしはこのやり方で無段・無級ながら三段の人に勝っています。

ちなみに「この時はこうする」とか「ああなったらこうする」とかいった、
一見わかりやすい「行動テンプレート型」「マニュアル型」作戦は、とても弱いと思います。
そんなものは実際は、条件分岐が複雑化するし、頭の容量を食うし、判断力も弱くするしで、
サッカーは元より将棋でも仕事でもあまり使えない気がしています。(まあ最小限は要りますが。)

それは実体として、ただの経験則のセットだからで、苦労して数を揃えても条件が合致した時しか使えないし、
時間がたてばすぐに陳腐化するし、陳腐化して相手に見破られればそのまま弱点になるし、
何より、もし敵がテンプレートセットを自分より多く持っていれば、100%必ず、自分が負けるからです。
チェスにおける「コンピュータに負けたプロ棋士」の歴史なんかは、その例かもです。
パターン数に頼る戦略にはまると、「賢くなるほどバカになる」という皮肉な現象が起き得る。
これは人間でも会社でもコンピュータでもよくあります。某社なんかそうかも・・・。怖いですね。

投稿者 cergey : 2007年12月25日 12:06

コメント

コメントしてください




保存しますか?