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2007年05月21日

PHPについて

下記の記事、PHPユーザとしては、読み終えて「ふーん」と思った。

↓「404 Blog Not Found - そろそろPHPに関して一言いっとくか」
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50835571.html

まあPHPが「バカチョンカメラ言語」だってのは確か。
書けば動くのが利点だが、出来合いの機能に縛られるのは、確かに欠点。深く同意。

でも、PHPという言語が、世の中へどういうアプローチをしたかという点について、少し触れたい。

PHPが2000年以降ぐらいから爆発的に普及した真の原因は何かというと、
この言語は、「データベース接続」の問題と真正面から向き合って、
誰でも簡単にDBが使えるようにした最初の言語だという事だと、当時の感覚で思う。
他の言語だと、いかにも勿体ぶった風に別ドライバや別モジュールが必要だった。(今も結構そうか。)
だがPHPは気前よく、言語の中にズド~~ンとDBの種類ごとの接続関数を組み込みで用意してくれて、
MySQLやPgSQLはもちろん、OracleにもSQLServerにも、より単純にアクセスできるようにしてしまった。
当時は、ウェブから本格的なRDBを利用するなんていうのは、結構びっくりなことだった。
(Perlもできていたが、「PHPの方がわかりやすく早い」というレッテルで、あっさり競り負けた。)
これにより、PHPはショッピングサイト構築等のビジネスユーズに、甚大な貢献をした。と、思う。

そして今も、PHPのDB周りのお手軽感はそのままである。
Javaが「オブジェクト指向言語」ゆえにRDBを本能的に嫌い、あらゆる手段で「住み分け」
(DAOレイヤー分け、O/Rマッピング、フレームワーク等)を試みたのに対し、
PHPはそれとは真逆の、ベタベタの組み込み型アプローチを取っている。
なんてったって、元はCの系列を継ぐ「手続き型言語」である。OOが苦手な古参PGの味方も多い筈。
これにより、PHPの寿命は長く続いているのではないかと思う。

PHPが、DB(決してそれだけでない)という敷居の高い象牙の技術に、強引に首縄をかけて、
インターネットの世界に引きずり出したという功績は、もっと誉めてもよいと思う。
私はこの言語を踏み台にして、DBによるデータモデリングや複雑な業務システム設計などの、
他の技術価値の高い世界にも跳躍することができた。
なんというか、論理的に飛躍してしまうが、PHPのよいところは、
目的がはっきりしている分、「人様を幸せにしている総量が多い」ことだと思う。

だが最近困ったなと思うのは、自己の中に自己を作ろうとする矛盾開発が行われていることだ。
PHPは元々HTMLへプログラムを直接書ける「テンプレート型言語」なのに、
上層構造に「Smarty」みたいな別のテンプレートエンジンができたり、
専門化したDB接続関数やウェブユーティリティ関数があるのに「フレームワーク」なんかが乱立したり。
意味があるように見えて、実は自己の構造否定がされている気がするのは私だけではあるまい。
今挙げた技術なんかは、結局現れてはユーザ内部で飽きられていないか?と思う。
まあ自己矛盾に苦しむ言語は、決してPHPだけではないと思うのだが・・・。

長くなったが要約。
「PHPは技術者にとっても、事業者にとっても、踏み台として最も使える言語のひとつである」。
以上。

投稿者 cergey : 2007年05月21日 23:47

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