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2006年08月20日
映画 『太陽』
を見たです。銀座・シネパトスにて。
イッセー尾形演ずる昭和天皇の、
終戦当時における降伏の決断と神格の否定にまつわる苦悩を描くという内容。
↓公式サイト
http://taiyo-movie.com/
感想。すんばらしい!
ロシア人の監督が、フル日本語で日本人らしさフル描写の映画を作っている。信じられん技量。
演出も、イッセー尾形や桃井かおりの演技も、
非常に精巧なため、一瞬も気が抜けない知的な映画。
ただしところどころにユーモアやヒューマニティあるシーンがあって、その時はほっと楽しめる。
内容に関して。現在の日本ではまだまだ政治的な意味で描き得ない内容。
「ノーマルな人間」としての天皇の描き方が愛情あふれる一方、
ジジババがよく言う「偉人説」は、ばっさり切り落とされている。
天皇は地頭と人柄はいいが、浮世離れし過ぎ&責任重過ぎで頭のイカれた変人のオヤジといった感じ。
作中のマッカーサー元帥自身でさえ、天皇をそう捉えて憐れむという突き放した描写もある。
#よくある偉人説では、元帥は天皇の偉大さに感動する筈なのだ!こっちの方が映画臭い。
わたしゃ別に天皇って最高!みたいなモノを見たかったのではないので、
この描写には十分賛成できるんだけど、
ウェブで他人の感想を見ていると、人によってはここでひっかかってしまうようだ。
#つか、この手の芸術性の強い映画に、多少の受入れ難いメッセージ性があることぐらい、
#最初からわかるだろ・・・とは思うんだが。
この映画の監督のソクーロフ氏のインタビュー記事がすばらしかったので、
一応メモ代わりに。ラストのネタバレ含むって描いてるけどそんなに含んでないです。
http://www.sbbit.jp/article/art.asp?newsid=2062
投稿者 cergey : 2006年08月20日 23:29