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2006年07月11日

イエメシ・ワインだと?

今日のWBSで伝えていたが、
昔流行ったとかいう「イエメシ・ワイン」というのを復活させるため、
サッポロなどがアメリカの大手ワイナリーと提携して
「日本を極限まで意識したワイン」を輸入したりするらしい。
日本人の趣向に合わせ、渋みを抑えて飲みやすく・・・愚かな!!やめてくれ!
格付けはあるのか?そんな味のワインにまともな格なんぞ世界の誰も認めるものか。
そんなことをするからまた本物のワインと模造アルコール飲料が混同されて、
ワイン市場の質全体を下げ、信用を落とし、業界全体が長く低迷してしまうのだということが、
まだわからないのだろうか?聡明で文化に敏感な日本人にしては、信じられないことだ。

そんなことをするより、ワインの質のごく一般的な、世界で通用する品質基準を
一般に定着させる方が、どれだけ有用かわからない。外の国では普通に定着しているのだ。
それをしないのは、実は日本の大小メーカーの意図的なサボタージュだったりする。
その基準を採用してしまうと、日本で今まで売られていたワインが、ワインでなくなる。
日本のキムチが、韓国ではただの浅漬けであるように。

日本のアルコール飲料は、世界トップというか、
開いた口が塞がらないようなオーバーテクノロジーによる化学合成技術の産物だそうである。
例えば用水に海洋深層水だけを使った、ビールじゃない発泡酒なんて、外の国にあるか?
何百億するかわからない、超巨大・超強力・超精密な、電磁海水ろ過装置を使って、
そんな斬新でマイナーな志向のニセビールを狂ったように大量に作る国があるか?
ないと思うぞ。恐らく、後にも先にも未来永劫、日本だけだろう。

なんだか誉めているようだが、これらの飲料の特徴はすべて、
「恣意的な化学合成技術」の産物だということだ。
ワインは、広義では確かに化学食品だが、世界の常識と最低限の基準では、
「樹から取れたブドウとブドウ酵母菌のみを使った醸造飲料」である。
日本にはそういう常識がない。原材料のブドウ汁をチリからタンカーで汁のまま輸入し、
当然のように成分調整、化学添加を行う。ポリフェノール入りとか・・・。
聞いただけで吐きそうだ。信用はめちゃくちゃである。

日本のワイン市場には、本当に早く成熟して欲しい。
日本人の力と日本の自然環境、十分な資本があれば、世界に通用する
ワインとワインコンシューマを育てることができる筈。目先の利益に捕らわれないで欲しい。
切にそう思う。

投稿者 cergey : 2006年07月11日 23:10

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